経歴
活動実績
第3回「デジタル版画展」、O美術館、2019年8月
GALLERY ART POINT 大賞展、GALLERY ART POINT 、2019年7月
第43回 全国公募「日輝展」、東京都美術館、2019年3月
個展「芦田良貴70歳記念展」、EMP GALLERY、2018年9月
「Life 2017」、GALLERY ART POINT、2017年8月
第22回 全国公募「日本の美術」展、上野の森美術館、2017年2月
「New Year Selection 2017」、GALLERY ART POINT、2017年1月
第2回「Christmas Art Competition in YOKOHAMA」、横浜赤レンガ倉庫、2016年12月
第41回 全国公募「日輝展」優秀賞、東京都美術館、2016年11月
第7回「日本芸術センター絵画公募展」入選、神戸芸術センター/東京芸術センター、2015年5月
第2回「人間展」、金沢21世紀美術館、2014年8月
「Fountainアートフェア 2014」、ニューヨーク市レキシントン・アヴェニュー25番街、2014年3月
第15回「上海アートフェア」、上海マート、2013年11月
第10回「モントルー・アートフェア」、モントルー・ミュージック&コンベンション・センター、2013年11月
「Femme 2013」入賞、GALLERY ART POINT、2013年5月
アートへの想い
僕は定年を迎えるまで普通のサラリーマンでした。絵を専門に習ったことはありません。
美術史を見ると様々な手法の系譜があり、ほとんど全ての手法は試し尽くされているように思えます。
どうせなら新しい手法で絵を始めたいとデジタル版画に取り組むことにしました。
そして今から11年前、初めて出品した作品が何といきなり入選してしまったのです!
このサイトのArt Storeの一番下に掲載している「Soul/魂」という作品がそれです。
デジタル手法には人間では描き切れない精妙な筆遣いが出来るという利点があります。
この利点は特に人間の思考や感情が遠く及ばない冷厳な世界を描くのに適しています。
僕はデジタルアートの制作を通じて神と魂に潜む神秘性を表現しようと努めています。
神と魂に潜む神秘性とは即ち目前のありふれたものの中に隠された神秘性のことです。
そのためには自分の思考や感情を排除して対象そのものに語らせなければなりません。
対象からのデータにのみ基づいて対象を描くデジタル手法にはその可能性があります。
一方、デジタル手法では対象を選びません。対象はありふれたもので構わないのです。
その意味で僕はフォトモンタージュという手法に興味を持っています。
この手法は古くからありますが、これをデジタルで処理すると思わぬ成果が上がります。
写真自体は作品ではないので画質が悪くても構いません。少しでも神秘性が潜んでいると直感したらその場で撮影して後でデジタル処理を施して対象そのものに語らせればいいのです。
デジタル処理と言ってもレタッチとは違います。その目的は写真を修正することでも、写真を美しく加工することでもありません。あくまで対象に潜んでいる神秘性を炙り出すことにあるのです。
まだその試みに成功しているとは言えませんが、これからの課題として取り組んで行きたいと思っています。
ところで僕が退職後、始めた趣味にポールダンスがあります。
以前、クラブに遊びに行っていたときにポールダンサーと親しくなって勧められたのがポールダンスでした。
もちろん上達するわけもなく、アンチエイジングになれば儲けもの、ただ練習することに意義があるといった程度のスタートでした。
それが周りの勧めでショーに出させてもらったりするうちに、テレビでも採り上げられて何故か評判になってしまいました。
評判が独り歩きしてしまい大して上手くもないのに、何故こんなに受けるのか自分でも分かりません。
これも、僕の思考(思惑)や感情を離れて対象(つまり「僕自身」)が勝手に語っているのでしょうか?
本当に何が人の心を打つのか分かりません。アートというものは不思議なものです。
know who will be drawn to you. Art honestly is a peculiar obsession.